シミュレーションとはそもそも何か
太陽光発電システムを導入するときにはシミュレーションをするのが一般的になっています。シミュレーションとはどのようなものなのでしょうか。太陽光発電におけるシミュレーションとは年間を通してどのくらいの発電量を見込めるかを見積もることを指します。まず、設置場所と設置するパネルの枚数、その設置の角度などを考えます。そして、時期によって太陽の高さや日照時間などが異なること、周辺に建物などがあって光を遮られることなども加味して毎月どのくらいの発電が可能かを計算するのがシミュレーションです。設置業者がノウハウを持っているので比較的短期間で計算をしてもらうことができるようになっています。
シミュレーションをしないとどうなる？
シミュレーションをするかどうかは自由ですが、大抵の業者は得に依頼せずともシミュレーション結果を見せてくれるようになってきました。これはシミュレーションをしないとコストパフォーマンスがわからないからです。設置した結果として大損をしてしまうようでは設置したくないと考えるのがもっともなことでしょう。シミュレーションをしてみないと本当にイメージしているほどの発電量があるかどうかを見極めることが難しいのです。また、補助金を申請する場合にはどのくらいの発電量を見込めるかを示さなければなりません。シミュレーションの結果が根拠になるので、シミュレーションをしないと申請するのが難しくなってしまいます。メリットはあってもデメリットはないので必ず実施してから設置を決めましょう。
太陽光発電の価格は、設置台数の増加より、太陽光パネルなどの導入コストは低下していますが、売電価格も下落傾向にあります。その為、投資の回収にかかる期間が伸びており、注意が必要です。
